すべて同じもののように感じますよね。しかし、本当はまったく違うものです。
どのような違いがあるのか見てみましょう。
訪問診療とは?
医師が定期的に自宅を訪問し、診療を受けることができるサービスのことです。
往診とは?
訪問診療も往診も医師が自宅を訪問し、診療を行なうことです。
しかし、往診の場合は定期的ではなく、突然の体調不良などのため医師が臨時で訪問する医療サービスのことです。
訪問看護とは?
訪問看護師が医師の指示を受け、患者宅へ訪問し、看護を提供するサービスです。
訪問看護を利用できる条件は?
医師が必要と判断すると、訪問看護を利用できます。
例えば、医師が「ひどい褥瘡(床ずれ)があり、毎日の消毒や軟膏を塗る処置が必要だ」と判断した場合、訪問看護師が毎日訪問し、処置を行います。
このように、すべて医師の指示の元で行なわれる看護サービスのことを訪問看護といいます。
訪問介護とは?
ホームヘルパーが患者の自宅を訪問して、入浴やトイレ、着替え、食事の介助などの身体介護や、料理や掃除などの生活援助を行なうサービスのことです。
ヘルパーは医師や看護師ではないので、点滴や床ずれの処置などはできません。
訪問介護を利用できる条件は?
要介護1~5の認定を受けた人が利用できます。
まとめ
少し複雑ですが、いろんな医療サービスがあります。自分がどのサービスが使えるのか分からない場合、ケアマネージャーに相談してみてください。これらの制度をうまく活用して、患者にとっても家族にとっても、快適な自宅療養生活ができればいいですね。