ファスティングが腸に与える影響をご存知ですか? 断食は宗教的な行為として昔から行われていましたが、最近ではデトックスや腸活のために行なう人も増えてきています。
ファスティングのやり方と注意点、効果を調べてみました!
ファスティングとは?
ファスティングは、断食のことです。
イスラム教には1ヶ月断食を行なうラマダンという断食月があります。1ヶ月は長いですよね・・
最近人気なのは、半日ぐらいの短期間で行なうのファスティングです。半日なら手軽に始められるのでいいですよね。
ラマダン
断食月は1ヶ月ですが、1ヶ月間何も食べないということではありません。夜明け前から日没までのだいたい15時間ぐらいです。日没後に家族や友人と食事を摂るそうです。
わたしのサウジアラビア人の知人は「健康にいいよ」と言っています。なので、もちろん信仰心から行なうことですが、健康のためという認識がある人も多いようです。
腸活とファスティングの関係は?正しいやり方
なぜファスティングが腸活に良いの?
なぜファスティングが腸活に良いのかと言うと、食べ物を食べることで消化吸収を行なう胃や腸を、休めることができるからです。消化吸収に使われていたエネルギーが身体の疲労回復に使われることになり、身体が元気を取り戻すことができます。
ファスティングのやり方は?
いくら身体に良いと言っても、間違ったやり方で行なうと身体を壊してしまいます。
1日16時間何も食べない
1日のうち、16時間をファスティングを行なう時間と設定します。そして、残りの8時間は食事をしてもいい時間とします。その時間内に、栄養バランスの良い食事を摂ります。
ただし、ファスティング中でも水分補給は行なってくださいね。
軽い運動を行なう
腸を刺激する軽い運動を行なってください。激しい運動は避けてください。
ファスティングをしない方がいい人は?
- 体調が良くない人
- 摂食障害を持っている人
- 持病がある人
- 決まった時間に食事をとる必要がある人
- 妊娠中、生理中の人
上記の人は主治医に確認するなどをしてから、ファスティングを行なってください。
ファスティングの腸活効果は?
ファスティングを行なうとどんな効果があるのでしょう。
デトックス効果
ファスティングを行なうと内臓を休めることができ、老廃物や毒素を排泄するデトックスの効果があると言われています。そして、腸内環境が整い、腸の働きが良くなります。
免疫力アップ
腸内には身体全体の7割の免疫細胞が住んでいます。なので、腸内環境を整えると免疫細胞が活性化します。そして、免疫力がアップし、感染症やアレルギーを防ぐことができます。
美肌効果
体内の老廃物や有害物質が排泄されると、肌がきれいになります。腸に老廃物や有害物質が溜まっていると、それが血液に乗って肌に悪影響を与えるからです。なので、腸内環境を整えることが美肌を手に入れる第一歩となります。
幸せホルモンが増える
腸内環境が整い腸の働きが良くなると、腸内のホルモンを分泌する働きも活性化されます。腸内ではセロトニンというホルモンが分泌されます。セロトニンは幸せホルモンと呼ばれていて、ストレス解消や精神安定の効果があります。
集中力アップ
集中力がアップする効果もあります。なぜなら、消化吸収に使われていた血液が必要なくなるので、脳に十分な血液を回せるようになるからです。
まとめ
わたしたち現代人の、仕事に追われての不規則な時間の食事や、脂っこい食事、砂糖たっぷりのお菓子やジュースなどの食生活は内臓に大きな負担をかけています。なので、腸をリセットするためにもファスティングは効果的です。
でも無理のない範囲で行なってくださいね。